2018.2.1 --- 2.2に読了した本

2018年2月1日〜2月2日に読了した本

2018/2/1

Amazonからの引用
内容紹介
芥川賞選考委員の作家による、異色の日本文学論!

「色好みの伝統」「サブカルのルーツは江戸文化」「一葉の作品はフリーター小説」など、古典から漱石・一葉らの近代文学、太宰・安吾らの戦後作品、さらにAI小説までを、独自の切り口で分析。
創造的誤読、ユーモアの持つ効能、権威を疑う視線といった、作家ならではのオリジナリティあふれる解釈で、日本文学の深奥に誘う。

高橋源一郎氏(作家)推薦!
「待ってました! 『日本文学史』の最新・最強バーション」

(目次より抜粋)
序章:文学とはどのような営みなのか
第一章:色好みの日本人
第二章:ヘタレの愉楽――江戸文学再評価
第三章:恐るべき漱石
第四章:俗語革命―― 一葉と民主化
第五章: エロス全開――スケベの栄光
第六章:人類の麻疹――ナショナリズムいろいろ
第七章:ボロ負けのあとで――戦中、戦後はどのように描かれたか
第八章:小説と場所――遊歩者たちの目
第九章:現代文学の背景――世代、経済、階級
第一〇章:テクノロジーと文学――人工知能に負けない小説
巻末ブックリスト付き

【著者略歴】
島田 雅彦(しまだ まさひこ)
作家。法政大学教授。1961年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。在学中の1983年に、『優しいサヨクのための嬉遊曲』(新潮文庫)を発表し注目される。1984年『夢遊王国のための音楽』(福武文庫)で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』(新潮文庫)で泉鏡花文学賞、2008年『カオスの娘』(集英社文庫)で芸術選奨文部科学大臣賞、2016年『虚人の星』(講談社)で毎日出版文化賞などを受賞。『彗星の住人』(新潮文庫)、『悪貨』(講談社文庫)、『カタストロフ・マニア』(新潮社)など著書多数。

2018/2/2

Amazonからの引用

内容紹介
三省堂国語辞典」略して「三国(サンコク)」。
そして 「新明解国語辞典」略して「新明解」(赤瀬川原平著『新解さんの謎』でブームとなった辞書である)。
二冊ともに戦後、三省堂から刊行された辞書で、あわせて累計4000万部の知られざる国民的ベストセラーだ。

しかし、この辞書を作った(書いた)二人の人物のことは、ほとんど知られていない。
「三国」を書いたのが、ケンボー先生こと見坊豪紀(けんぼう・ひでとし)。
「新明解」を書いたのは、山田先生こと山田忠雄(やまだ・ただお)。
二人とも国語学者だが、「三国」と「新明解」の性格はまったく異なる。

「三国」が簡潔にして、「現代的」であるとすれば、「新明解」は独断とも思える語釈に満ち、
「規範的」。そこには二人の言語観・辞書が反映されている。
本書は、二人の国語学者がいかにして日本辞書史に屹立する二つの辞書を作り上げたかを
二人の生涯をたどりながら、追いかけたノンフィクション。
著者は同じテーマで「ケンボー先生と山田先生」(NHKBS)という番組を制作したディレクター。
同番組はATP賞最優秀賞、放送文化基金賞最優秀賞を受賞。番組には盛り込めなかった新事実や
こぼれおちた興味深いエピソード、取材秘話なども含めて一冊の本にまとめた。
本書で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞している。
内容(「BOOK」データベースより)
見坊豪紀、1914年生まれ。国語学者にして稀代の天才辞書編纂者。山田忠雄、1916年生まれ。国語学者にして反骨の鬼才辞書編纂者。一冊の国民的辞書(『明解国語辞典』)をともに作ってきた二人は、なぜ訣別し、二つの辞書(『三省堂国語辞典』『新明解国語辞典』)が生まれたのか?昭和辞書史最大の謎に迫る、知的興奮の一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐々木/健一
1977年、札幌市生まれ。早稲田大学卒業後、NHKエデュケーショナル入社。ディレクターとして特別番組を企画・制作。『Dr.MITSUYA』でアメリカ国際フィルム・ビデオ祭2016ドキュメンタリー部門(健康・医療分野)シルバー・スクリーン賞、『哲子の部屋』で第31回ATP賞優秀賞、『ケンボー先生と山田先生―辞書に人生を捧げた二人の男』で第30回ATP賞最優秀賞、第40回放送文化基金賞優秀賞を受賞。初著作である『辞書になった男』は、第62回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ]