2019/6/4 読了 須賀敦子「地図のない道」

2019/6/4 読了 須賀敦子「地図のない道」(新潮文庫

★5

 

著者 : 須賀敦子
新潮社
発売日 : 2002-07-30

Amazon引用

 2019/6/5 読了

 

内容紹介
ヴェネツィアを旅する人のかたわらにこの本は、いつもある。静謐な光を放つ、最後の作品集。

友人が贈ってくれた一冊の本に誘われて、私はヴェネツィアのゲットへ向かった。受難の歴史に思いを馳せ、運河に架けられた小さな橋を渡ると、大阪で過した幼年時代の記憶やミラノで共に生きた若い仲間たちの姿が甦る??。イタリアを愛し、書物を愛した著者が、水の都に深く刻まれた記憶の旅へと読者をいざなう表題作の他、ヴェネツィア娼婦の歴史をめぐる「ザッテレの河岸で」を併録。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
須賀/敦子
1929(昭和4)年兵庫県生れ。聖心女子大学卒業後、パリ、ローマに留学。’61年、ミラノで結婚、日本文学の翻訳・紹介に努める。夫の死後帰国し、上智大学等で教鞭をとる。’90(平成2)年に初めて発表した作品集『ミラノ霧の風景』が女流文学賞講談社エッセイ賞を受賞。’98年3月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)