2020/12/22 読了 東浩紀「一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル 」(講談社文庫)

2020/12/22 読了 東浩紀「一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル 」(講談社文庫)

★4
f.2020/12/21
p.2015/12/15

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民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が苦手と言われる。それならむしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据える新しい民主主義を構想できないか。ルソーの一般意志を大胆に翻案し、日本発の新しい政治を夢想して議論を招いた重要書。
文庫オリジナルとして政治学者・宇野重規氏との対論を収載。

高橋源一郎氏推薦――「民主主義」ということばは、危機の認識が広がる時、一斉に語られるようになる。現在もまた。この、ある意味で「手垢のついた」ことばを、東浩紀は、誰よりも深く、たったひとりで、原理にまで降り立って語った。時代に先立って準備されていた、この孤独な本は、いまこそ読まれなければならない。

 

著者について
東 浩紀
1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『ゲンロン』編集主幹。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生』(以上、講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『弱いつながり』(幻冬舎)など多数。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)