2021/3/25 読了 水野敬也「雨の日も、晴れ男 (文春文庫)」

2021/3/25 読了 水野敬也「雨の日も、晴れ男 (文春文庫)」

雨の日も、晴れ男 (文春文庫)

★1

1回目は2013/7/4

from Amazon site

昔から自分に自信の持てなかった僕は「悩み」や「劣等感」に関する本をたくさん読んできました。しかしこれらの本にはいつも不満がありました。それは、悩みに関する本のタイトルが『これであなたもポジティブになれる!』みたいなものばかりだからです。「こんなタイトルの本が家の本棚にあったら、家に遊びにきた人に僕がネガティブ人間だと思われてしまう……」とか「この本をレジに持っていったらあの可愛らしい店員さんは確実に僕のことをネガティブな人間だと思うだろう……」などと悩み始め、そもそも悩みを解決するために本屋に来たのにここで悩んでる俺って何? という、まさに悩みのデフレスパイラルに陥ってしまうのでした。そこで、いつの日か、持っていても読んでいても恥ずかしくない、「悩み」や「不幸」を癒すことのできる本を書きたいと思っていました。その試みの結晶が「雨の日も、晴れ男」です。幼い神様のイタズラによって、アレックスは不運だらけの一日を送ることになります。会社をクビになり、見知らぬ男に殴られ、詐欺にあい、妻子に愛想をつかされて一人ぼっちになってしまいます。しかしアレックスは持ち前のポジティブさでこれらの不運に立ち向かいます。もしかしたらこの本の序盤ではアレックスの奇想天外な行動を理解できないかもしれません。しかし最後には「悩み」や「不幸」にどう立ち向かっていけばいいのかをアレックスははっきりと示してくれます。この本は、できれば途中であきらめずに最後まで読んでいただけるとうれしいです。

*本書は2005年3月にインデックス・コミュニケーションズから刊行された「バッドラック」を再構成し、改題したものです。

内容(「BOOK」データベースより)
二人の幼い神のいたずらで不幸な出来事が次々起こるアレックス。だが、会社をクビになろうとも、家が焼けようとも、妻子が出ていこうとも、彼は常に他人を楽しませ、前向きに生きていた。その様子を見た二人は、全知全能の神ゼウスの制止を振り切って…。人生で一番大切な事は何かを教えてくれる感動のエンターテイメント小説。
著者について
1976年愛知県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。処女作「ウケる技術」がベストセラーに。三作目の著書「夢をかなえるゾウ」は130万部を超え現在も版を重ねている。作家活動以外にも、恋愛体育教師・水野愛也として、著書「LOVE理論」、 講演DVD「スパルタ恋愛塾[ソフト編・ディープ編]」がある。また、DVD「温厚な上司の怒らせ方」の企画構成・脚本や、漫画「地球くん」の企画・原案を手がける。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
水野/敬也
1976年愛知県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。処女作『ウケる技術』がベストセラーに。作家活動以外にも、恋愛体育教師・水野愛也としての著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)