2022/4/3 読了 山野弘樹「独学の思考法 ー地頭を鍛える「考える技術」」 (講談社現代新書)

2022/4/3  読了 山野弘樹「独学の思考法 ー地頭を鍛える「考える技術」」 (講談社現代新書)

 

f.2022/4/3
p.2022/3/23

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「自分の頭で考える力」が根本から身につく!
答えなき時代に独学を深めるうえで必須の「考える技術」を、気鋭の哲学者が徹底解説。

答えのない時代には
自分の頭で考え、学びを深める力=「独学力」が必須だ!

◆勉強の質を高める哲学メソッド
◆「良い問い」と「不適切な問い」
◆「一問一答式知識観」を捨てる
◆「ソクラテス式問答法」の問題点
……など


【本書の目次】

はじめにーー答えなき時代に求められる「独学の力」

プロローグ 「考える」とはどういうことか?
ーーショーペンハウアー『読書について』から考える

第1部 原理編ーー5つの「考える技術」

第1章 問いを立てる力ーー思考の出発点を決める
第2章 分節する力ーー情報の質を見極める
第3章 要約する力ーー理解を深める
第4章 論証する力ーー論理を繋げて思考を構築する
第5章 物語化する力ーー相手に伝わる思考をする

第2部 応用編ーー独学を深める3つの「対話的思考」

第6章 対話的思考のステップ1ーー「問い」によって他者に寄り添う
第7章 対話的思考のステップ2ーーチャリタブル・リーディングを実践する
第8章 対話的思考のステップ3ーー他者に合わせた「イメージ」を用いる

おわりに

 

著者について
山野 弘樹
1994年、東京都生まれ。2017年、上智大学文学部史学科卒業。2019年、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(比較文学比較文化分野)修士課程修了。現在、同大学院博士課程、および日本学術振興会特別研究員DC1、「東京大学共生のための国際哲学研究センター(UTCP)」リサーチ・アシスタント。専門は哲学(とりわけポール・リクールの思想)。2019年、日本哲学会優秀論文賞受賞。2021年、日仏哲学会若手研究者奨励賞受賞。「哲学の知と実社会を繋ぐ」という理念のもと、哲学の〈意義〉と〈魅力〉を世に幅広く発信することをライフワークとしている。