- 渡辺佑真
- 早川書房 / 2023年12月19日発売
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f.2023/12/31
p.2023/12/27 -
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みんなで読めばこわくない。
源氏はこんなに新しい!国文学者や日本語学者、歌人に能楽師、芸人、物理学者、英→日の「戻し訳」や最新の現代語訳を手がけた作家、翻訳家まで、『源氏』に通じ愛する面々が多方面から集結。1000年以上にわたりこの作品が読み継がれる理由に現代的な観点から迫る。編者は著書『物語のカギ』などで話題の書評家・渡辺祐真(スケザネ)さん。
【目次】
まえがきPART1 『源氏物語』の門前
第1章 『源氏』ってどんな物語?――あらすじと主要人物を一気に知る 渡辺祐真(書評家)
第2章 紫式部とその時代 川村裕子(国文学者)○コラム① 挫折せずに読み通すには ニシダ(芸人)
PART2 『源氏物語』に親しむために
第3章 日常づかいの和歌・古典 対談:俵万智(歌人)×安田登(能楽師)
第4章 『源氏物語』のヒロインを階級で読む 三宅香帆(書評家)〇コラム② 夕顔物語 宮田愛萌(作家)
PART3 時代を超える、言語を超える
第5章 現代”小説”としての『源氏物語』――ヘテログロシアの海で 鴻巣友季子(翻訳家)
第6章 謎と喜びに満ちた〈世界文学〉――英語を経由して『源氏物語』を読む効能 鼎談:円城塔(作家)×毬矢まりえ(俳人・評論家)×森山恵(詩人)〇コラム③ 源氏物語変奏曲 全卓樹(物理学者)
PART4 こんな視点でも読み解ける!
第7章 イギリス文学から考える『源氏物語』――ケア、ピクチャレスク、無意識、コモン・ガール 小川公代(英文学者)
第8章 データサイエンスが解き明かす『源氏物語』のことばと表現――本居宣長からChatGPTまで 対談:近藤泰弘(日本語学者)×山本貴光(文筆家・ゲーム作家)〇コラム④ 人はなぜ物語を必要とするのか 角田光代(作家)
あとがき ~『源氏』をもっと楽しむためのブックガイド~
付録 源氏「聖地」めぐり
『源氏物語』や紫式部にゆかりのある「聖地」を、その謂れと共に徹底案内。これを手に『源氏物語』の世界に旅立とう! 名所を記したイラストマップ付き。(イラスト:錫杖撫莉華)編者:渡辺祐真(わたなべ・すけざね) 1992年生まれ。東京都出身。書評家、文筆家。毎日新聞文芸時評担当(2022年4月~)、TBSラジオ「こねくと」レギュラー(2023年4月~)。TBS podcast「宮田愛萌と渡辺祐真のぶくぶくラジオ」パーソナリティ。書評系YouTuberとしても活動し、自身のチャンネル「スケザネ図書館」で書評や書店の短訪、ゲストとの対談など多数の動画を展開する。著書に『物語のカギ』、共著に『吉田健一に就て』『左川ちか モダニズム詩の明星』など。