2023-01-01から1年間の記事一覧

2023/11/6 読了  桜木紫乃「ホテルローヤル」 (集英社文庫)

ホテルローヤル (集英社文庫) 著者 : 桜木紫乃 集英社 (2015年6月25日発売) f.2023/11/6p.2023/11/6 from amazon site 北国のラブホテルの一室で、心をも裸にして生々しく抱き合う男と女。互いの孤独を重ねる中に見えてくるそれぞれの人生の大切な断片を切…

2023/11/1 読了 入江敦彦「秘密の京都  京都人だけの散歩術」 新潮社

秘密の京都 京都人だけの散歩術 著者 : 入江敦彦 新潮社 (2004年4月22日発売) f.2023/11/1p.2004/4/24 from amazon site 京都の四季、京都の暮し、京都の大路小路。京都人だけが知っている京都の魅力の核心を、気鋭の京都エッセイストが案内します。カラー満…

2023/10/22 松岡圭祐「小説家になって億を稼ごう」 (新潮新書)

小説家になって億を稼ごう (新潮新書) 著者 : 松岡圭祐 新潮社 (2021年3月17日発売) f.2023/10/22p.2021/4/1 前代未聞!業界震撼!年収億超えの人気作家が本気で伝える禁断のハウツー いま稼げる仕事はユーチューバー? 投資家? いや「小説家」をお忘れでは? ミ…

2023/10/21 高木和子「源氏物語入門」 (岩波ジュニア新書 974)

源氏物語入門 (岩波ジュニア新書 974) 著者 : 高木和子 岩波書店 (2023年9月20日発売) f.2023/10/21p.2023/9/25 from amazon site 日本の古典の代表か、世界の文学か、色好みの男の恋愛遍歴か――。平安時代から現在まで、人々を夢中にさせつづける『源氏物語…

2023/10/20 読了 水野敬也「夢をかなえるゾウ3」 飛鳥新社

夢をかなえるゾウ3 著者 : 水野敬也 飛鳥新社 (2014年12月20日発売) f.②2023/10/20f.①2015/6/27 from amazon site お待たせしました第3弾!今回の主人公は夢に恋するOLさん。女性が抱く、仕事や恋の悩みにも容赦ないガネーシャ流成功法が冴えわたる! (本人談)…

2023/10/12 読了 瀬戸内寂聴「瀬戸内寂聴の源氏物語」 (講談社文庫)

瀬戸内寂聴の源氏物語 (講談社文庫) 著者 : 瀬戸内寂聴 講談社 (2005年7月15日発売) f.2023/10/12p.2005/7/22 from amazon site 平安朝の時代、紫式部が著した壮大な愛の物語――世界最古の長編小説・源氏物語を高雅で流れるような現代語に訳した「瀬戸内源氏…

2023/10/8 読了 増山実「ジュリーの世界」 (ポプラ文庫 ま 11-1)

ジュリーの世界 (ポプラ文庫 ま 11-1) 著者 : 増山実 ポプラ社 (2023年9月5日発売) f.2023/10/8p.2023/9/14 from amazon site 「あいつはな、誰よりも悠然と歩くんや」時代の大きな曲がり角となった70年代の京都に「河原町のジュリー」と呼ばれる有名なホー…

2023/10/4 読了 鶴見俊輔 「老いの生きかた」 (ちくま文庫)

老いの生きかた (ちくま文庫) 鶴見俊輔 筑摩書房 / 1997年9月1日発売 f.2023/10/4p.1997/9/25 from amazon site 内容(「BOOK」データベースより)この本は、老いについての文章をあつめた。どのように老い、どのように終るかは、人それぞれでちがうから、当…

2023/10/3 読了 内田樹「 村上春樹にご用心」アルテスパブリッシング

村上春樹にご用心 内田樹 アルテスパブリッシング / 2007年9月29日発売 f.③2023/10/03f.②2017/5/6f.2007/12/22p.2007/9/25 ベストセラー『下流志向』のウチダ教授が村上文学の秘密をついに解きあかす!村上春樹はなぜ世界中で読まれているのか?『風の歌を聴け…

2023/10/2 読了 鎌田浩毅「使える!作家の名文方程式―科学者が見つけた「人を惹きつける」文章術」 (PHP文庫)

使える!作家の名文方程式―科学者が見つけた「人を惹きつける」文章術 (PHP文庫) 著者 : 鎌田浩毅 PHP研究所 (2011年3月1日発売) f.②2023/10/2 f.①2011/6/21p.2011/3/8 from amazon site ルールを知るだけで、誰にでも簡単に文豪のような文章が書ける――信じら…

2023/9/30  島村洋子「家ではしたくない」 (双葉文庫―POCHE FUTABA)

家ではしたくない (双葉文庫―POCHE FUTABA) 著者 : 島村洋子 f.2023/9/29p.1997/4/2 内容(「MARC」データベースより)とにかく愛とはやり続けることである。相手に飽きようが、相手がぼろぼろの年寄りになろうが、他に好きな人ができようが、相手がぶくぶく…

2023/9/28 読了 新井敏記「池澤夏樹 アジアの感情」 (スイッチライブラリー) スイッチパブリッシング

池澤夏樹 アジアの感情 (スイッチライブラリー) 著者 : 新井敏記 スイッチパブリッシング (2002年9月6日発売) from amazon site f.2023/9/28p.2007/9/24 「旅に出て、周縁からものを見る」世界は、そして作家はどこへ向かっているか。移動の軌跡を通じて創作…

2023/9/21 読了「快楽であたしたちはできている―おんなの子のエロとラブ」 (知恵の森文庫)

快楽であたしたちはできている―おんなの子のエロとラブ (知恵の森文庫) 著者 : 安彦麻理絵 f. ②2023/9/21 ①2014/3/23p.2000/7/5 from amazon site 内容(「BOOK」データベースより)「ココでやらなきゃ、いつまたヤれるかわからん!!」「だって有名になりたか…

2023/9/16 豊田行二「趣味は人妻」 (光文社文庫)

趣味は人妻 (光文社文庫) 著者 : 豊田行二 光文社 (2010年3月1日発売) f.2023/9/16p.2010/4/14 内容(「BOOK」データベースより)大和化学の営業課長・谷原建吾は「趣味は人妻」と公言するが、誰も本気にはとってくれない。しかし、それは谷原の本音である。…

2023/9/6 読了 高橋源一郎「一億三千万人のための 小説教室」 (岩波新書 新赤版 786)

一億三千万人のための 小説教室 (岩波新書 新赤版 786) 著者 : 高橋源一郎 岩波書店 (2002年6月20日発売) ②f.2023/9/6①f.2010/12/15p.2010/11/16 from amazon site 小説は教わって書けるようになるのか? 小説はどう発展してきたのか? 小説にとって重要なの…

2023/9/2 読了 千住博「美は時を超える  千住博の美術の授業Ⅱ」 (光文社新書)

美は時を超える 千住博の美術の授業Ⅱ (光文社新書) 著者 : 千住博 光文社 (2004年12月14日発売) from amazon site アルタミラの洞窟画から、モネ、水墨画、良寛・芭蕉、メトロポリタン美術館、ウォーホル、現代美術まで――時空を超えて美の本質をさぐる。二一…

2023/8/30 読了 池澤夏樹「真昼のプリニウス」 (中公文庫)

真昼のプリニウス (中公文庫) 著者 : 池澤夏樹 中央公論新社 (1993年10月1日発売) f.2023/8/29p.1993/10/12 私はここまで来た。この山に、この身に、この心に、何が起こるかを見に来た―。浅間山頂の景観のなかに、待望のその時は近づきつつある。古代ローマ…

2023/8/26 読了 鷲田清一「京都の平熱  哲学者の都市案内」 講談社

京都の平熱 哲学者の都市案内 著者 : 鷲田清一 講談社 (2007年3月21日発売) f.②2023/8/26f.①2008/5/2p.2007/3/27 from amazon site 古い寺社は多いが歴史意識は薄い。自然そのものより技巧・虚構に親しむ。けったいなもんオモロイもんを好み、町々に三奇人が…

2023/8/21 読了 永江朗「おじさんの哲学」

おじさんの哲学 著者 : 永江朗 原書房 (2014年3月28日発売) f.2023/8/21p.2014/7/8 from amazon site 生田耕作は「多数派はいつも間違える」と語った。鶴見俊輔の帯の惹句には「まじめな人はこわい」とある。高橋源一郎は「わたしたちが目の前にしている「戦…

2023/8/18 読了 須賀敦子「須賀敦子が選んだ日本の名作: 60年代ミラノにて」 (河出文庫)」

須賀敦子が選んだ日本の名作: 60年代ミラノにて (河出文庫) 制作 : 須賀敦子 河出書房新社 (2020年12月8日発売) f.2023/8/18p.2020/12/13 from amazon site 須賀の編訳・解説で60年代イタリアで刊行の『日本現代文学選』から13篇収録。解説は日本人にも作品…

2023/8/14 読了 梁石日「血と骨(下)」 (幻冬舎文庫)

血と骨(下) (幻冬舎文庫) 著者 : 梁石日 幻冬舎 (2001年4月5日発売) f.2023/8/14p.2023/5/10 from amazon site 一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平はその巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な…

2023/8/12 読了 梁石日「血と骨(上)」 (幻冬舎文庫)

血と骨(上) (幻冬舎文庫) 著者 : 梁石日 幻冬舎 (2001年4月5日発売) f.2023/8/12p.2023/5/10 from amazon site 一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平は、その巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。女郎の八重を身請けした金俊平は彼女に逃げられ、…

2023/8/8 読了 川上未映子「夏物語 (文春e-book) [Kindle] 」

夏物語 (文春e-book) [Kindle] 著者 : 川上未映子 文藝春秋 (2019年7月11日発売) f.2023/8/8p.2019/11/13 from amazon site 大阪の下町で生まれ小説家を目指し上京した夏子。38歳の頃、自分の子どもに会いたいと思い始める。子どもを産むこと、持つことへの…

2023/8/5 読了 吉本隆明「生涯現役 (新書y)」 洋泉社

生涯現役 (新書y) 著者 : 吉本隆明 洋泉社 f.2023/8/5p.2006/11/14 from amazon site 内容(「BOOK」データベースより)老いてなお現役であるための決意と覚悟の書!「老い」は、階段を踏み外すように突然訪れる。われわれはこう考えがちである。「老い」は自…

2023/8/3 読了 中野信子「脳の闇」 (新潮新書)

脳の闇 (新潮新書) 著者 : 中野信子 新潮社 (2023年2月1日発売) f.2023/8/3p.2023/5/24 from amazon site 人間の厄介さを知っていますかブレない人、正しい人と言われたい、他人に認められたい……集団の中で、人は常に承認欲求と無縁ではいられない。ともすれ…

2023/7/29 読了 川上未映子「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」 (講談社文庫)

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫) 著者 : 川上未映子 講談社 (2009年11月13日発売) f.2023/7/29p.2009/11/19 from amazon site みんな生きてる、やあ奇跡。怒濤の大阪弁で綴る芥川賞作家デビュー随筆集 純文学界の気鋭として注目を…

2023/7/26 読了 つげ義春「新版 つげ義春とぼく」 (新潮文庫)

新版 つげ義春とぼく (新潮文庫) 著者 : つげ義春 新潮社 f.2023/7/26p.1992/6/29 from amazon site 多忙な現代人が忘れてしまった根源的故郷への思慕を胸に、鄙びた温泉宿を訪ね歩く場末感覚に満ちた「颯爽旅日記」。日常生活の狭間に突如現れる異世界=夢の…

2023/7/22 読了 片岡義男 「僕は珈琲」 光文社

僕は珈琲 著者 : 片岡義男 光文社 (2023年1月24日発売) f.2023/7/22p.2023/1/27 from amazon site 珈琲を片手に、ゆっくりと読みたいエッセイ大ヒット作『珈琲が呼ぶ』から5年。片岡義男が新たに書き下ろした52篇の珈琲エッセイ。貴重な写真も38点掲載…

2023/7/20 読了 多和田葉子「言葉と歩く日記」 (岩波新書) 著者 : 岩波書店 (2013年12月21日発売)

言葉と歩く日記 (岩波新書) 著者 : 多和田葉子 岩波書店 (2013年12月21日発売) f.2023/7/20p.2021/5/31 from amazon site 熊の前足と人の手、ドイツ語では単語が違う。では人の言葉で語る熊は、自分の手を何と表すだろう──。日独二カ国語で書くエクソフォニ…

2023/7/18 読了 三島由紀夫「豊饒の海 第一巻 春の雪」 (新潮文庫)

豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫) 著者 : 三島由紀夫 新潮社 f.2023/7/18p.2005/11/28 from amazon site 維新の功臣を祖父にもつ侯爵家の若き嫡子松枝清顕と、伯爵家の美貌の令嬢綾倉聡子のついに結ばれることのない恋。矜り高い青年が、〈禁じられた恋〉…