2024/1/7 読了  新潮 2024年02月号 新潮編集部 新潮社 / 2024年1月6日発売

  • 新潮 2024年02月号
  • 新潮編集部
  • 新潮社 / 2024年1月6日発売
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    f.2024/1/7
    p.2024/1/7
    r-up
    ◆ロングインタビュー 浅田彰アイデンティティ・ポリティクスを超えて
       ーー『構造と力』文庫化を機に」
    今こそ同一性の差異化と脱構築をーー。
    一世を風靡した自著に対して、40年後に思うこと。

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    ◆内村薫風「ボート」140枚
    安楽死のない国で、迫る死を待ち受ける父。
    「自分の生を完結する権利」を問う命の劇。

    ◆連作 川上弘美「あなたたちはわたしたちを夢みる」
    わたしたち眷属は砂漠を越えて旅をする。
    言葉を介さず意識をつなぎ、この世界の果てへ。

    小野正嗣「静かな場所」
    息子を連れわたしは海に近い静かな土地に辿り着いた。
    台風がやってくると知らずに。

    福永信「夢のなかの政治家の夢」
    中東で戦火が上がった後、日本の閣僚はこんな夢を見ていた。
    チャーミングな政治小説

    ◆崔実「ビックバン」
    ビッグバン、それは宇宙の混沌の正体。
    小学六年の学年集会で「最後の審判」が始まった。

    本谷有希子ブルーライトが目に刺さる」
    傷つくことは、私のアイデンティティだーー
    自意識と承認欲求しか信じられない私の世界。

    藤野可織「スイスへ.docx」

    ◆ブライアン・ワシントン「ロックウッド/610北、610西」
       柴田元幸
    ヒューストンを舞台に家族の心情を微細に描く。
    「クイア/黒人」若手作家、本邦初訳。

    ◆ロングインタビュー 浅田彰アイデンティティ・ポリティクスを超えて
       ーー『構造と力』文庫化を機に」
    今こそ同一性の差異化と脱構築をーー。
    一世を風靡した自著に対して、40年後に思うこと。

    ◆対談 小川哲+高瀬隼子「小説家は嘘をつく」 司会・原稿構成 渡辺祐
    作家になった理由からサバイブ術まで。
    純文学とエンタメの気鋭による忌憚のない初対談。

    ◆短期集中連載 石川直樹「最後の山」第一回 チョオユー
    8000メートル峰14座の登頂制覇まで残り2座。
    最後の挑戦を追ったリアルタイム手記。

    ◆リレーコラム 街の気分と思考 新執筆陣 石沢麻依/ハラサオリ
      
    ◆私の書棚の現在地 新書評委員 市川沙央/古川真人