2024/4/13 酒井順子「 処女の道程」 (新潮文庫 )

 

 

処女の道程 (新潮文庫 さ 23-14)

著者 : 
  • 新潮社 (2023年8月29日発売)

f.2024/4/13
p.2023/9/14

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なぜ日本人は
処女にこだわるのか
古代から令和まで、ニッポン貞操史1200年

女は結婚するまで処女でいるべきかーーなんて議論は過去のもの。だが処女の価値には、その時代の女性の地位やモラルの変遷が現れていた。性に開放的だった古代〜平安、儒教貞操観念が浸透した封建社会。純潔が尊ばれた大正から、出産を国に推奨された戦時下。未経験が恥だった80年代を経て、性交渉しない自由を得た令和へ。古今の文献から日本の性意識をあぶり出す画期的な性のクロニクル。

<内容から>
・処女性に重きをおかなかった平安時代
・女性の地位の低下と反比例する貞操の価値
与謝野晶子平塚らいてうの白熱処女論争
・「女の情欲」を恐れた昭和の男性たち
・昭和から平成にかけての処女率・童貞率とは?
・コロナ、性的同意……セックスが遠くなった令和