2024/4/16 カーヤ・ノーデンゲン 羽根由 枇谷玲子「「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる: 思考、記憶、知能、パーソナリティの謎に迫る最新の脳科学 」 誠文堂新光社

 

 

「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる: 思考、記憶、知能、パーソナリティの謎に迫る最新の脳科学

f.2024/4/16
P.2020/1/19

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内容紹介
★「脳科学が私たち自身をどこまで解明できたのかがわかる、日常に活かす脳科学の本として理想的な一冊」
中野信子氏(脳科学者)推薦!

★「この本を読んでから数日の間に、本書の脳科学の成果が、何度も私の日常生活と交差した。その度に人に話し、興味深く受けとめてもらった。いま私は、脳科学の研究成果が浸透すれば、日常生活がもっと良くなるという実感を得ている」
HONZ(ノンフィクション書評サイト)

ノルウェー発、脳科学から解き明かす「人間とは何か」。
ノルウェーで出版後、世界21か国で翻訳出版されている、世界的ベストセラーです。

ノーベル生理学・医学賞受賞者マイブリット・モーザーが序文を寄せています。

「本書『「人間とは何か」はすべて脳が教えてくれる』でカーヤ・ノーデンゲンは、脳の組織や機能、メカニズムに関する新たな研究成果を楽しく紹介し、研究上の発見と自らの体験を魅力たっぷりに編み上げています。毎日のちょっとした出来事を使って科学を説明することで、読者の知識を増すだけでなく、もっと知りたいという思いをかき立てます。遊び心に満ちた彼女の説明を聞けば、知りたがり屋の子どもたちでも経験豊かな研究者でも、知的好奇心のスイッチがカチリと入ることでしょう。」

私とは何か、人類はなぜ繁栄できたのか、心とは物理的なものなのか。
哲学や進化学、文化人類学にもつながる神経科学の学問としての奥行きの深さに、知的好奇心が刺激されます。
実用にも研究にも偏りすぎることなく、平易で簡潔な文章で描いた、大人の教養書籍の世界的決定版です。

【本書で紹介される、脳科学の最新研究】
モーツァルトを聴くと頭が良くなる(でも、マドンナでもいい。つまり、音楽を習うことは脳にいい)。
・タクシー運転手は、記憶を司る「海馬」が発達している。しかも、ベテランほど大きくなっている。
人工甘味料では脳を欺けない。逆に、満たされない脳が余計に糖分を欲し、炭水化物を摂らせようとする。
・眉間の「怒り筋肉」にボトックス注射をすると、顔がリラックスし、90%が抑うつ状態から解放された。

本書の末尾には「索引」「出典の一部」を掲載。
本文と合わせて総ページ数は272ページです。

■目次
第1章 思考の進化、または思考の革命
第2章 パーソナリティを探して
第3章 記憶と学習
第4章 脳内GPS
第5章 感じる脳
第6章 知能
第7章 マルチタスク
第8章 脳は文化をつくる
第9章 脳で食べる
第10章 薬物依存症
第11章 道は続く

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著者について
■カーヤ・ノーデンゲン
1987年生まれ。アーケシュフース大学病院神経科医で、オスロ大学講師も務める神経科学者。
本書の世界的ベストセラーで「彼女こそが脳の脳だ」(脳について豊富な知識を有する)と評される。

■羽根 由(ハネ ユカリ)
大阪市立大学法学部卒業。スウェーデン・ルンド大学法学部修士課程修了。
単訳書に『グレタ たったひとりのストライキ』(海と月社)、『マインクラフト 革命的ゲームの真実』(KADOKAWA)、共訳書に『熊と踊れ』、『ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女』(共に早川書房)などがある。

■枇谷 玲子(ヒダニ レイコ)
1980年、富山県生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学(学位未取得)。2005年、大阪外国語大学(現大阪大学)卒業。
在学中の2005年に翻訳家デビュー。北欧の書籍の紹介に注力している。
主な訳書に、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『北欧式 お金と経済がわかる本』(翔泳社)、『北欧式 眠くならない数学の本』(三省堂)など。