2019/1/8 読了

わかれ (新潮文庫)

わかれ (新潮文庫)

AMAZON引用
内容紹介
親しい友人も愛した男も、皆この世を去った。それでも私は書き続け、この命を生き存えている――。吉行淳之介との不思議な縁。幼い自分を容赦なくった職人の父との思い出。色恋に疲れた男と老女とのささやかな交情。流麗に達し合うことができる、女性同士の性と愛。円熟の筆が、「私」と艶やかな共犯関係を結ばせるように、読者を物語へと誘い込む。終世作家の粋を極めた、全九編の名品集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
瀬戸内/寂聴
1922(大正11)年、徳島生れ。東京女子大学卒。’57(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名晴美)。’92(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年に『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。著書多数。’02年『瀬戸内寂聴全集』が完結。’06年、文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)