2021/2/9 読了 花房観音「くちびる遊び (新潮文庫) 」

2021/2/9 読了 花房観音「くちびる遊び (新潮文庫) 」

 

f.2021/2/9
p.2017/11/2
★4

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「女の匂いをさせては、獣が来ます」山奥の宿坊。妖艶な僧が、手で舌で、私の体を清めていく――(「女禁高野」) 

妻よ、俺の顔に跨(またが)ってくれ。潤みに塗(まみ)れたその尻で、潰してくれ(「悦楽椅子」) 

先生は、私の髪で先をくすぐられるのが、たまらなく好きでしょう?(「みだら髪」) 

狂おしいほどに疼(うず)き、したたり、吐息が漏れる。団鬼六賞作家が男と女の心の秘部を押しひらく、文庫オリジナル欲情短編集。

花房/観音
1971(昭和46)年、兵庫県生れ。京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010(平成22)年に「花祀り」で団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。現在も京都でバスガイドを務める。ホラー小説も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)