2021/11/17 読了 田中康夫「33年後のなんとなく、クリスタル」 (河出文庫?) kindle

2021/11/17  読了 田中康夫「33年後のなんとなく、クリスタル」 (河出文庫) kindle

f.2021/11/17
p.2017/10/15

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1980年に大学生だった彼女たちは、いま50代になった。

あの名作「なんクリ」の主人公のモデルとなった女性に再会したヤスオは、恋に落ちる……

1980年から現代の日本へ、記憶の円盤に乗って時間の旅——

438の“註"
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書き下ろし「文庫本化に際しての、ひとつの新たな長い註。」
『「いまクリ」と「もとクリ」、その記憶の円盤が舞い続ける時空。』
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10人の推薦文再録
浅田彰 菊地成孔 斎藤美奈子 高橋源一郎 壇蜜 なかにし礼 浜矩子 福岡伸一 山田詠美 ロバート キャンベル
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「解説にかえて」(以下一部引用)
この33年の軌跡は、登場人物たちが真摯に時代と関わり、時代と共振していたことを証明しており、読後、静かな感動を覚えずにはいられなかった。--大澤真幸

作者は「微力だけど無力じゃない」と言いつつ黄昏の光に向かって歩いていく。そのうしろ姿は文学以前の問題としての文学こそが文学なのだという決意にみちている。いや、この本は現代の黙示録かもしれない。——なかにし礼

1980年から現代の日本へ、記憶の円盤に乗って時間の旅!日本の人口減少と超高齢化社会を予言したあの『なんクリ』から33年―大学生だった彼女たちは、いま50代になった。ある夏の日、自分の小説のモデルだった由利と再会したヤスオは、ふたたび恋に落ちる…日本社会の未来を透視する438の“註”に加え「文庫本化に際しての、ひとつの新たな長い註」を書き下ろし。

内容(「BOOK」データベースより)
1980年から現代の日本へ、記憶の円盤に乗って時間の旅!日本の人口減少と超高齢化社会を予言したあの『なんクリ』から33年―大学生だった彼女たちは、いま50代になった。ある夏の日、自分の小説のモデルだった由利と再会したヤスオは、ふたたび恋に落ちる…日本社会の未来を透視する438の“註”に加え「文庫本化に際しての、ひとつの新たな長い註」を書き下ろし。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

 

著者について
1956年東京都生まれ。一橋大学在学中の1980年に『なんとなく、クリスタル』で文藝賞受賞。長野県知事、衆参国会議員を歴任。著書『昔みたい』『33年後のなんとなく、クリスタル』他、著書多数。 --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。

 

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中/康夫
1956年=昭和31年東京都生まれ。一橋大学法学部卒業。1980年、『なんとなく、クリスタル』で「文藝賞」受賞。阪神・淡路大震災後、ヴォランティア活動に従事。信州・長野県知事参議院議員衆議院議員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。