2023/8/14 読了 梁石日「血と骨(下)」 (幻冬舎文庫)

血と骨(下) (幻冬舎文庫)

著者 : 
  • 幻冬舎 (2001年4月5日発売)
  • 血と骨(下) (幻冬舎文庫)

  • f.2023/8/14
    p.2023/5/10
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    一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平はその巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描いた山本周五郎賞受賞作!

    敗戦後の混乱の中、金俊平は自らの蒲鉾工場を立ち上げ、大成功した。妾も作るが、半年間の闘病生活を強いられ、工場を閉鎖し、高利貸しに転身する。金俊平は容赦ない取り立てでさらに大金を得るが、それは絶頂にして、奈落への疾走の始まりだった……。身体性と神話性の復活を告げ、全選考委員の圧倒的な支持を得た第11回山本周五郎賞受賞作。