2023/7/29 読了 川上未映子「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」 (講談社文庫)

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)

著者 : 
  • 講談社 (2009年11月13日発売)
  • そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)

  • f.2023/7/29
    p.2009/11/19
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    みんな生きてる、やあ奇跡。
    怒濤の大阪弁で綴る芥川賞作家デビュー随筆集

    純文学界の気鋭として注目を集める著者は、一体何を感じ、見つめ、考えてきたのか。瑞々しい感性と卓越した表現で綴られた、がむしゃらな日常に湧き起こる喜怒哀楽と問いの数々。共感と驚嘆が詰まった、愛らしくて滑稽で深遠な136本を収録。芥川賞作家のデビュー随筆集、初文庫作品。

    ドーナツとの激しい距離

    /サボコを救え!

    /猫パニック

    /帰京、もしもし絶対者さん

    /排水溝の神様おりはりますか

    /芸術御破算

    /精神よ、黙って体についていって下さい

    /刺繡狂想曲あははん

    /午前四時

    /退屈凌ぎ自慢in人生

    /謝ってんのに

    /浮気相手になりたいのですが

    /っ頭蓋骨!

    /私はゴッホにゆうたりたい

    /宮沢賢治、まるい喪失。

    /絶唱体質女子で!

    /家事、なんて難しいの

    /私が瓦を、瓦も私を、みていた冬

    /性の感受地帯、破竹のあはん

    /大島弓子を読めないで今まで生きてきた

    /さようならサボコ

    /砂漠、世田谷、銀河

    /鰯なのだよ

    /歯で穴をあける

    /奇跡っつうぐらいのもんで

     

    内容(「BOOK」データベースより)
    純文学会の気鋭として注目を集める著者は、一体何を感じ、見つめ、考えてきたのか。瑞々しい感性と卓越した表現で綴られた、がむしゃらな日常に湧き起こる喜怒哀楽と問いの数々。共感と驚嘆が詰まった、愛らしくて滑稽で深遠な百三十六本を収録。芥川賞作家のデビュー随筆集、初文庫作品。

     

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    川上/未映子
    1976年8月29日、大阪府生まれ。2006年、『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(ヒヨコ舎)を刊行。2007年、デビュー小説『わたくし率イン歯―、または世界』(講談社)が第137回芥川賞候補作に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』(文藝春秋)で第138回芥川賞受賞。2009年、詩集『先端で、さすわさされるわそらええわ』(青土社)で第14回中原中也賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)