2023/2/19 読了 川上未映子「わたくし率 イン 歯ー、または世界」 (講談社文庫)

わたくし率 イン 歯ー、または世界 (講談社文庫)

著者 : 
  • 講談社 (2010年7月15日発売)
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    f.2023/2/19
    p.2010/7/20

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    私は奥歯や、わたくし率はぱんぱんで奥歯にとじこめられておる!!
    著者第1小説集芥川賞候補、坪内逍遙大賞奨励賞

    人はいったい体のどこで考えているのか。それは脳、ではなく歯――人並みはずれて健康な奥歯、であると決めた<わたし>は、歯科助手に転職し、恋人の青木を想い、まだ見ぬ我が子にむけ日記を綴る。哲学的テーマをリズミカルな独創的文体で描き、芥川賞候補となった表題作ほか1編を収録。著者初の小説集。


    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    川上/未映子
    1976年8月29日、大阪府生まれ。2006年、随筆集『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』(講談社文庫)を刊行。2007年、『わたくし率イン歯ー、または世界』(講談社文庫)が第137回芥川賞候補に。同年、第1回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』(文藝春秋)で第138回芥川賞受賞。2009年、詩集『先端で、さすわさされるわそらええわ』(青土社)で第14回中原中也賞受賞。同年刊行した初の長編小説『ヘヴン』(講談社)で、平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)