2023/8/21 読了 永江朗「おじさんの哲学」

おじさんの哲学

著者 : 
  • 原書房 (2014年3月28日発売)
  • おじさんの哲学

  • f.2023/8/21
    p.2014/7/8
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    生田耕作は「多数派はいつも間違える」と語った。
    鶴見俊輔の帯の惹句には「まじめな人はこわい」とある。
    高橋源一郎は「わたしたちが目の前にしている「戦争」とは、何だろうか」と問うている。

    常識と権威の「父」ではなく、あぶなっかしい「兄」でもない、「叔父さん」という存在が、いつの時代にも警鐘を鳴らしてきた。
    なぜか息苦しい昨今、20人+αの「叔父さん」的著述家の言葉から、いま一度学びたい。彼らの常識にとらわれない図太さ、声高ではない思慮深さがわたしたちには必要だ。

     

    内容(「BOOK」データベースより)
    権威的な「父」ではなく、感性は鋭いけれど慌て者の「兄」でもない、「叔父さん」という存在が、いつの時代にも警鐘を鳴らしてきた。20人+αの著述家の文章から叔父の力を考える。

    著者について
    1958年、北海道生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系洋書店に約7年勤務の後、『宝島』および『別冊宝島』の編集を経て、フリーのライターに。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜する。ライフワークは書店のルポルタージュ。著書に『菊地君の本屋』(アルメディア)、『批評の事情』『新・批評の事情』(共に原書房/ちくま文庫)、『聞き上手は一日にしてならず』(新潮文庫)、『書いて稼ぐ技術』(平凡社新書)、『セゾン文化は何を夢みた』(朝日新聞社出版)、『筑摩書房それからの四十年』(筑摩選書)、『哲学個人授業』(鷲田清一氏との共著、ちくま文庫)、『広辞苑の中の堀り出し日本語』(バジリコ)、『新宿で85年、本を売るということ』 (メディアファクトリー新書)などがある。

    (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)