豆大福と珈琲 (朝日文庫)
- 朝日新聞出版 (2019年4月5日発売)
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f.2023/11/24
p.2019/4/6 -
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片岡義男には、珈琲がよく似合う。
たしかな文体とスタイリッシュな世界観。
あらゆる小説的企みにみちた「珈琲」をめぐる5つの物語。息子を連れて地元にひとり戻ってきた幼なじみと、
「結婚」をしないまま新しい「家族」のかたちを探っていく表題作をはじめ、
珈琲を題材に作家が「小説」を書き上げるまでの思考の軌跡をとらえた
「深煎りでコロンビアを200グラム」、
小田急線沿線を舞台に過去と現在を往還しながら
3人の女性との微妙な関係性を描く「鯛焼きの出前いたします」ほかを収録。
文庫化に際して、巻末エッセイ「珈琲に呼ばれる人」を書き下ろし。
【目次】
豆大福と珈琲
深煎りでコロンビアを200グラム
鯛焼きの出前いたします
この珈琲は小説になるか
桜の花びらひとつ
巻末エッセイ 珈琲に呼ばれる人
(解説/柚木麻子)内容(「BOOK」データベースより)
離婚ののち息子を連れて地元に戻ってきた幼なじみの女性と、「結婚」をしないまま新しい「家族」のかたちを探っていく表題作のほか、小説的企みに満ちた「珈琲」をめぐる五つの物語。珈琲にまつわる書き下ろしの自伝的エッセイ「珈琲に呼ばれる人」も収録。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
片岡/義男
1939年東京都生まれ。作家、写真家、翻訳家。74年に『白い波の荒野へ』で作家デビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)